〜本日はジッパーフライ〜
今でこそ当たり前のよう
ジッパーフライのパンツを
皆様穿いていただいてるかと思いますが
パンツにジッパーが採用されたのは
いつか皆様ご存知でしょうか？？
世界で初めてジッパーフライを取り入れたのは
LEVI'SではなくLeeになります。
1926年に販売された『Lee101Z』
このモデルは理由なき反抗という映画の中で
ジェームズ・ディーンが穿いていた事で
名作になるモデル。
ですが前年の1925年にLeeは
最新のオーバーオールの名前を決める
コンテストにてフックレスファスナーを
使用したオーバーオールを登場させています。
古着好きな方なら聞いた事あるのではないでしょうか？？
Lee WHIZITになります。
僕が知るところではフックレスファスナーを
使用したWHIZITがジッパーを用いた最初のモデルだと思います。
ではLEVI'Sは?というと…
1951年に503ZXX(Boys)をリリースし
1954年に501ZXXをリリースします。
501『Z』XXのZはジッパーを意味します。
それまでは501=ボタンフライだった為
注目されたのですが、結果を先に伝えると
駄作と呼ばれても仕方がないモノになりました。
そんな501ZXXを少し説明します。
この501ZXX販売時期に
アメリカではこんなものが多く普及されていました。
それが乾燥機です。
皆様もご存知だと思いますが
LEVI'Sは水を通して縮ませフィットさせるシュリンクを当時使用していました。
だけど水を通したデニムをアメリカで当時多く普及されていた
乾燥機で乾燥させるとどうなるか…
皆様の想像通り縮みすぎるのです。
となると、ジッパーレールはどうなるか？そう…破損となります。
501ZXXが駄作と言われた由来はここにあります。
501ZXXは1966年にプライスリストから外れます。
そして後継モデルとなる502が登場します。
( 60s LEVI'S 502 )
Vステッチ、カムロックのグリッパージッパー
グリッパージッパー(カムロック)
トップボタン裏はK、Vステッチ。
帯の上はシングル、下がチェーンステッチ。
コインポケット裏はシングル
紙パッチ
センターオンセット
アーキュエイト
501ZXXと違って502は生地が違い、
シュリンク→プリシュランクへと変わります。
これは505、606などのジッパーを
使用するモデルにはプリシュランクを
使われております。
プリシュランクとは
防縮加工を施したデニムの事です。
縮みにくい生地に変える事でその後
リーバイスには501以外にも名作が生まれます。
失敗した事で得るものも
大きかったのではないでしょうか？？
という感じでジッパーフライのお話は
ここまでとさせて頂きます。
JELADOはヴィンテージを元に生産しているブランドで
デニムも取り扱っております。
50年代のXX生地を解析する為に
50年代のデッドストック５０３BXXにハサミを入れ
それを科学解析しXX生地に限りなく近い
オリジナルの生地 LAST RESORTデニムを１から作りました。
このデニム生地を使った商品を紹介いたします。
JELADO Age of Longing 301XX【JP94301】
JELADO Universal Slim 312ZXX【JP94312】
JELADO 55Denim(55デニム) 313XX【JP94313】
そして10月上旬にデニム…
10月下旬に販売しましたLAST RESORT 黒タグシリーズ
JELADO Age of Longing Black tag 301EXX【JP94301E】
JELADO Age of Longing Black Tag 407EXX Size34(XS)~38(M)【JP94407E】
JELADO Age of Longing Black Tag 407EXX Size40(L)~44(XXL)【JP94407ED】
JELADO Age of Longing Black Tag 407EXX Big Size(50)【JP94407EDD】
是非店頭にてご試着くださいませ！！
もう１つ…
JELADOのオンラインにてJELADO的 解釈ですが
VINTAGE JEANS用語辞典となるものを開設いたしましたので
是非ご覧くださいませ！！
こちらからページに移動できますので是非見てください！！