〜バックポケットはブランドの顔〜
Vintage Blogになります。
今回はLeeのレイジーSを紹介。
皆様も見た事はあると思いますが
デニムのバックポケットには
そのブランドの顔ともいえるステッチが入ります。
これまでVintage Blogでは
LEVI'SとWranglerを紹介しました。
LEVI'Sといえば
お馴染みのアーキュエイトステッチ
(501XX/47後期)
Wranglerといえば
前回紹介しましたサイレントW(大山)
(48年〜50年代)
そしてLeeといえばコチラ。
レイジーSになります。
(40年代 センター赤タグ)
ちなみにJELADOのバックポケットは
こんなステッチになります。
(JELADO 301EXX/JP94301E )
LEVI'Sがアーキュエイトステッチの
特許をとる1943年頃までは実は
Leeもアーキュエイトステッチでした。
コレはLeeだけではなく他のデニムブランドにも見られます。
ストアブランドのFOREMOSTなんかが良い例かも知れませんね。
LEVI'Sがアーキュエイトステッチの特許を43年に取得したことにより
Leeは新しくステッチを考える必要がありました。
世界大戦時期に見られる逆アーキュエイトステッチ
(1943〜45年)
1945年にレイジーSが発表されるまでのわずか2年だけこのパターンが存在します。
それ以外にもバックポケットのステッチなしなんかも存在します。
苦肉の策だったのかも知れませんね。
そして45年にようやくLeeにも『レイジーS』という
バックポケットを見ればそれがLeeだと分かる
顔的ディテールがようやく誕生します。
※レイジーSの由来
カウボーイが牛に押していた
焼印のデザインがモチーフで
レイジーSとは横向きのSという意味。
今では当たり前のディテールかも知れませんが
こういうストーリーがあったんだとこのBLOGを見て
皆様に知って頂けると嬉しいです。
そしてバックポケットの話なのでもう１つディテールを紹介させて頂きます。
スレッドリベット
(43〜45年/101B 大戦モデル)
(40年代/センター赤タグ)
ポケットの✖️のステッチの事を
スレッドリベットと言います。
ではなぜスレッドリベットが採用されたか？
それは鉄製リベットだと馬鞍や椅子を傷つけてしまう為
Leeは独自で考えたカンヌキ補強を採用。
LEVI'Sではカンヌキを
1960年台から採用していますが
Leeはこれを1924年からしております。
世間の認知でいうと
LEVI'S>Leeなんでしょうが
LEVI'Sとは違い食品会社からスタートした
Leeならではの柔らかい発想は
今の現行モデルにも使われている事から
当時最先端を走っていたブランドだと
個人的にですが思います。
今回はバックポケットはそのブランドの顔という事で
Leeの『レイジーS』と
リベットでの補強ではなくカンヌキによる
『スレッドリベット』に関するBLOGでした。
先ほどJELADOのバックポケットの画像がございましたが…
JELADOはヴィンテージを元に生産しているブランドで
デニムも取り扱っております。
50年代のXX生地を解析する為に
当時のデッドストックのデニムにハサミを入れ
それを科学解析しXXの生地に限りなく近い
オリジナルの生地 LAST RESORTデニムを１から作りました。
※こちらの詳しい詳細はYoutubeへ
このデニム生地を使った商品を紹介いたします。
JELADO Age of Longing 301XX【JP94301】
JELADO Universal Slim 312ZXX【JP94312】
JELADO 55Denim(55デニム) 313XX【JP94313】
そして10月上旬にデニム…
10月下旬に販売しましたLAST RESORT 黒タグシリーズ
JELADO Age of Longing Black tag 301EXX【JP94301E】
JELADO Age of Longing Black Tag 407EXX Size34(XS)~38(M)【JP94407E】
JELADO Age of Longing Black Tag 407EXX Size40(L)~44(XXL)【JP94407ED】
JELADO Age of Longing Black Tag 407EXX Big Size(50)【JP94407EDD】
是非店頭にてご試着くださいませ！！
もう１つ…
JELADOのオンラインにてJELADO的 解釈ですが
VINTAGE JEANS用語辞典となるものを開設いたしましたので
是非ご覧くださいませ！！
こちらからページに移動できますので是非見てください！！