いつもご来店ありがとうございます。

今回は、最近お問い合わせの多いブーツ、The 2 Monkeys のスポルティフをあらためてご紹介させてください。

The 2 Monkeys Sportif(スポルティフ)Black Calf【TM72924】

 Sportif（スポルティフ）は、1920〜30年頃のフランスでハンティングやアウトドア活動で履かれたブーツをイメージしてデザインされました。

当時のヨーロッパで用いられていたようなスタイルを、同時期のアメリカでハンティングシューズとして広まったモカシン型のつま先と掛け合わせました。そうすることで、ヨーロッパ的なクラシカルな雰囲気と、アメリカ的な土臭さを上手く融合させることに成功しました。というわけで、もちろんジーンズやチノパンといったアメカジ定番アイテムとの相性は抜群です。普段のアメカジスタイルに、いつもとは一味違ったスパイスを提供してくれるでしょう。

このフォルムを実現するために、非常に特殊な製法を取り入れています。靴の前3分の1ほどをグッドイヤー製法、後ろ3分の2をマッケイ製法と、2種類の製法を組み合わせるという、あまり類例のない製法を採用しています。そうすることで、古いヨーロッパのブーツのようなウエストを大きく絞り込んだシルエットを実現しました。

ソールの中に多くのコルクを詰めるグッドイヤーと違い、マッケイ製法はソールを薄く軽く仕上げることができます。おかげで大変にソールの返りがよく、はじめから歩きやすい作りとなりました。

くるぶしからカカトにかけても、非常に美しいカーブを描いています。くるぶし部分を絞り込むことで、足首をしっかりとホールドすることができます。

アッパーには、非常にきめ細かで軽く柔らかい、フランス産のカーフレザー（DuPuy社製）を使用しております。

そのためスポルティフは、カーフレザーと製法による軽さが相まり、非常に軽くしなやかな仕上がりとなりました。硬く重い靴が苦手で普段はブーツを履かないというかたにも、ぜひ一度足を入れていただきたい逸品です。

また、こちらのモカ部分の断面の色からも察せられる通り、通常ドレス靴に使用されるカーフとしては大変珍しい茶芯仕様となっております。(ちなみにモカ部分は手縫いです)

フランス産の茶色いカーフレザーを仕入れ、浅草の工場にて表面を黒く染色するというこだわりよう。履きこみにしたがって、着用者それぞれのクセやシワが刻まれ、中の茶が覗いてきます。経年変化好きにも垂涎のアイテムとなっております。

これだけのこだわりの詰まったスポルティフ。ブーツとは思えないほどの軽い履き心地を体感するという意味でも、ぜひ店頭で試してみてください。今ならほとんどのサイズが揃っています。

The 2 Monkeys Sportif(スポルティフ)Bordeaux Vachetta【TM81935】

また現在店頭では、イタリア・トスカーナ地方に伝わる伝統的な製法でつくられたヴァケッタレザーを使用したモデル（ボルドー色）のサイズ6.5と

The 2 Monkeys Sportif２Chamonix 【TM82948】

1920〜30年代の伊達男たちに好まれたブラックとホワイトのコンビのレザーを用いたモデル〝Sportif２Chamonix〟のサイズ 6.5、 7.0、7.5、8.5、9.0 のご用意もあります。サイズの合うかたはぜひご検討ください。

Point 6 Classic Casual Light Crew Sox 【SW-P62631】

あとブーツにとって絶対不可欠な相棒といえば靴下です。

こちらは、The 2 Monkeys のディレクター鈴木理也氏推奨のブーツソックスです。現在はアウトドアブランドでも重用される高機能素材、メリノウールを使用しておりますので、ブーツ内の環境を常に快適に保ってくれます。