2025年のコレクションテーマは「THE CREAM OF THE CACHE」。これは造語ですが、「最上のコレクション」を意味しています。今年は、JELADOの秘蔵コレクションからཝ選し、最高のヴィンテージアイテムを一年かけて再現していきます。 今回のコレクションの目玉の一つとして、評価が高騰しているM-43 HBTをベースに、LASTRESORT青タグの10.5オンスデニムで仕立てた一枚を紹介します。M-43は1941年にルーズベルト大統領の要で開発䞉制式採用されたアイテムで、若者の軍隊へのイメージを一新し、入隊者を増やすために誕生しました。旧式のユニフォームは品質が低く、着心地が悪いとされていたため、1939年から空軍で採用されていたHBT（ヘリンボーンツイル）生地を取り入れました。 この新しいユニフォームは、当初は訓練や雑務用として使われていましたが、後に熱帯気候での戦闘服としても採用されるようになりました。使い勝手の良さと高い評価を受け、その後も生産が継続され、仕様の変更やサイズバリエーションの追加が行われました。特に1943年には、ノルマンディー上陸作戦(D-DAY)を控えた米軍が毒ガス使用の可能性を考慮し、「M-43」と呼ばれる”D型”仕様を策定し、生産が行われました。今回のモデルでは、ボタンに13スターではなく鉄製の月桂樹ボタンを採用し、足をドーム状にすることでヴィンテージ感を強調しています。また、ガスフラップを省略することで、ボタンを開けた際にもシャツ全体のまとまりがよくなっています。使用している青タグデニムは、3種類の太さの糸を交互に織り込んでおり、ランダムな縦落ちが楽しめる独特の生地感を持っています。緯糸には硫化染めグレー糸を使用している為、落ち着いた クラシックな雰囲気を醸し出しています。さらに、当時のデニムとは異なり、着心地のの良さを追求しているため、機能的でື動きやすく、経年変化も楽しめる一枚となっています。
