The 2 Monkeys Voyager Coat(ヴォイジャーコート) 【TM73436】

～AW 2022 / Wear～
Coureur des bois (クーリュール・デ・ボワ) 、森を駆ける男達
17〜18世紀、北アメリカ内陸部の広大な土地がフランス領であった頃、フランスより大西洋を渡り、インディアン達と共にアメリカ内陸部を旅した男たちがいました。ヨーロッパの物品とインディアンの毛皮、特にビーバーのペルト（原皮）を交換する交易を行ったり共に猟をしたりしながら、モカシンを履き、カヌーを漕ぐなど、インディアンの生活様式や文化を学んで、森林や原野で生活していました。
彼らの旅は過酷で、常に死の危険ととなり合わせでした。病気や怪我、極寒の冬で命を落とすことも、敵対するインディアン部族に襲われることもありました。それでも彼らは、故郷を遠く離れ、未開の地であった北アメリカ内陸部を何千キロも旅をしました。祖国フランスの階級社会がもたらす閉塞感から逃れ、自由と冒険を求めた彼らは、フランス語で「森を駆ける者」 Coureur des bois (クーリュール・デ・ボワ) と呼ばれたのです。
The 2 Monkeys の 2022年秋冬のウエアラインでは、冒険に生きた彼らの姿に着想を得てデザインしたアイテムをお届けします。

18世紀、インディアンとの毛皮交易のために、まだ未開の地であった北米の内陸部（仏領ルイジアナ）を旅したフランス人たちが来ていたジャケットをイメージしてデザインしたものです。
当時のヨーロッパ人が森林や原野に分け入る時に来ていた上着は軍服やそれに近いものです。
王権が強い時代でもあり、服のスタイルは宮廷で決められてその時代の様式となりましたが、その様式に沿いつつも機能性を高めたものが軍服でした。服は一着々々手で縫われ、仕立てられていた時代です。軍服と言えども、袖を肘で曲げてつくったり、動きを考えたアームホールのラインとしたり、腰の
絞りを入れるために背中を4枚で縫い合わせとしたり、裾にプリーツやガセットを入れたり、と着る者の体の曲線に合わせるための手の込んだディテールを持っていました。
“クーリュール・デ・ボワ” ボイジャー・ジャケットには、そんな当時に仏領ルイジアナを旅したフランス人が着ていたであろう服を想像しながら、当時の服が持つディテールを取り入れた、しかし今のカジュアルスタイルにも合わせやすい、ジャケットに仕上げました。
素材はフレンチピケ。
オリーブカーキには特に厚手のピケ素材を、ネイビーストライプには、やや厚手の柔軟なピケ素材を使いました。

Size	Shoulder(cm)	Width(cm)	Body Length(cm)	Sleeve Length(cm)
S	46	51	69	60.5
M	49	53	70	61.5
L	50.5	55.5	72	62.5
XL	52.5	58	73.5	64