〜右のバックポケットに注目〜
1937年製501XXといえば
まだシンチバックはありますが
サスペンダーボタンがなくなり
ベルトループのみとなります。
1922年製501XXと違うのは
まだベルトをする習慣が
浸透していないのか
作業着、そしてファッションと
分かれていた時代ではなくて完全に
ファッションとしての501XXへと
変化していきます。
ファッションへと変化したと言える
もう1つの理由は『カットバックル』。
シンチバックのある位置に
ベルトループが付いた為
引っ掛かりを気にした人たちが
シンチバックをカットしてベルトを
通しやすくした事など501XXが
作業着⇒ファッションへと
変わっていった事が分かって頂けます。
イコール、ベルトの普及により
シンチバックはその役割を果たせなくなる為
次のモデルではなくなるディテールです。
そしてなんといってもバックポケットに
注目して下さい。
赤タブが付いていますよね。
一目でリーバイスの商品と分かるようにと
考案されたのがこの赤タブ。
赤タブの詳しいお話も
以前書かせて頂きましたので
こちらをご覧ください。
バックポケットにはまだ変化があります。
気付かれた方は
相当リーバイスがお好きなんですね!
1922年製501XXのバックポケット
バックポケットにもリベットが付いていました。
補強を目的としてフロントのポケットと
同じように剥き出しで付いていた為
木製チェアーに座った際に
それを傷つけてしまう事もしばしば。
それを考慮してこの37年モデルでは
生地でリベットを覆う事で
問題を改善しました。
ポケットの補強もでき、ものを傷つけない
コンシールド・リベットを採用。
そしてアーキュエイトステッチです。
今までのモデルと比べても
変化していると思います。
このアーキュエイトステッチは
年代判別にも必要なディテールとなりますので
是非過去の501XXのBLOGを見て
見比べてみて下さい。
(リンクは1番下に貼っておきます。)
あっ、もう1つ!!
フロントのトップボタンに注目です!!
はい、Vステッチはこの年代から
見られるディテールになります。
という事で今回の37年製501XXは
この辺で終わりたいと思います。
もう少しではなく…まだ501XXシリーズ
続きますのでよろしくお願い致します。
JELADOはヴィンテージを元に生産しているブランドで
デニムも取り扱っております。
50年代のXX生地を解析する為に
50年代のデッドストック503BXXにハサミを入れ
それを科学解析しXX生地に限りなく近い
オリジナルの生地 LAST RESORTデニムを1から作りました。
このデニム生地を使った商品を紹介いたします。
JELADO Age of Longing 301XX【JP94301】
JELADO Universal Slim 312ZXX【JP94312】
JELADO 55Denim(55デニム) 313XX【JP94313】
そして10月上旬にデニム…
10月下旬に販売しましたLAST RESORT 黒タグシリーズ
JELADO Age of Longing Black tag 301EXX【JP94301E】
JELADO Age of Longing Black Tag 407EXX Size34(XS)~38(M)【JP94407E】
JELADO Age of Longing Black Tag 407EXX Size40(L)~44(XXL)【JP94407ED】
JELADO Age of Longing Black Tag 407EXX Big Size(50)【JP94407EDD】
是非店頭にてご試着くださいませ!!
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